八千代町八町にある当家先祖の墓石には一点疑問を持ち続けていた。一般的に夫婦墓の場合には、向かって右が男性、左が女性なのであるが、それが逆なのである。

　同じような墓石を見つけることが出来れば、そこから当家先祖の墓石の意味も知る事ができるはずと考えて、探していたところ先日、偶然見つける事が出来た。
　当家先祖の墓石には左側面にももう一つ戒名が彫ってあるという特徴もあるが、偶然見つけた墓石は、この特徴も合わせ持っていたのであった。しかも、この偶然見つけた墓石は、そこに彫られた３名の故人の続柄も明確に知る事が出来たのである。

　この墓石に対応付けて当家先祖の墓石に彫られた３名の故人を読み解くと、正面右から左側面の順に親、子、孫となる。即ち、右から順に世代順という事になるのである。従来、当家先祖の墓石の正面に彫られた２名の故人は夫婦と解釈していたが、大発見である。
　即ち、高祖父の祖母、父、兄弟という事になり、高祖父の祖母という新発見にもなるのである。